4月 健康診断を受けよう!

2025年4月1日火曜日

健康情報

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 健康診断は体の状態を客観的な数字で示されることで、隠れた病気に気づいたり、生活習慣を見直すきっかけになります。毎年1回は健康診断を受け、その結果を健康づくりに役立てましょう。

普段の状態で検診に臨みましょう

 「気になる症状がないから」「元気だから」と健康診断を受けずに過ごしてきた方はいませんか。しかし、健康診断はこうした人こそが受けるべきといえます。自覚症状がないからと言って、病気ではないとは限らないからです。脳卒中や心臓病の原因となる高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病は初期にはほとんど自覚症状が現れません。こうした病気を早期に見つけるのに有効な方法が定期的に検診を受けることです。
 健康診断前になると数値を少しでも良くしようと、禁酒やダイエットなどをする人がいます。健康診断の数日前から禁酒すると確かに肝機能の検査値が一時的に低くなることがありますが、これでは健康診断の意味がありません。健康診断の為の節制はやめ、普段の状態で健康診断に臨むことが大切です。

がん検診やオプション検査を併せて受ける方法も

 日本人の二人に一人がかかるという癌も、初期においてはほとんど自覚症状がありません。癌も定期的な検査によって早期発見が可能な場合があります。現在、有効性が科学的に証明されているとして厚生労働省が推奨している癌検診は、大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌、子宮頸癌の5つです。多くは40歳以上の人を対象とし、受診間隔も「毎年」「隔年」など癌の種類によって異なります。癌検診は職場の健康診断に含まれていたり、住んでいる市町村が実施したりします。
 健康診断では基本的な検査に加え、オプション検査が用意されていることがあります。喫煙している人は呼吸機能に関する検査、飲酒の機会が多い人は肝臓やすい臓の機能に関する検査、更年期以降の人は骨密度測定というように、ライフスタイルや年齢を考慮して選ぶとよいでしょう。

健康診断結果を確認して生活習慣を見直すきっかけに

 健康診断結果を受け取ったら、健康な状態の目安である基準値と自分の数値を比べてみましょう。基準値の範囲ぎりぎりであったり、年々検査値が悪くなっている場合などは、健康状態が望ましくない方向へ進みつつあると考えられます。こういう時には、暴飲暴食をしていないか、運動不足ではないかなど、生活習慣を見直し、問題があれば早めに改善しましょう。また異常が疑われて精密検査が必要とされたら、医療機関を受診して確認することも大切です。

所在地

大阪市住吉区帝塚山東3-8-20

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